爪もみで免疫を高める
免疫力を高める簡単「爪もみ」刺激
免疫力が低下する最大の原因は自律神経のうち交感神経がストレスや悩みなどで過度に緊張して、リンパ球が減少することにあります。
爪の生えぎわを押して刺激すると交感神経に傾いた自律神経の働きを副交感神経優位に導き、リンパ球を増やして免疫力を回復させる効果があります。
ちなみに、交感神経は、昼間の活動時に優位に働きます。心臓の拍動を高め、血管を収縮して血圧を上昇させます。
副交感神経は、休息時や食事をする時に優位に働く神経です。血管を拡張して血流を促して心身をリラックスした状態に整えます。
爪の生えぎわは神経線維が密集しており、感受性の高いポイントです。
爪もみの刺激は瞬時に自律神経に伝わって、自律神経の働きを簡単に整えることができます。
◎刺激するところ
薬指を除く両手の親指、人差し指、中指、小指の爪の生えぎわにある両角です。
薬指は交感神経を刺激するので爪もみでは使いません。スポーツや仕事をするときは薬指をもむといいです。
◎刺激のやり方
①爪の生えぎわの角を反対側の手の親指と人差し指で両側からつまみ、そのまま押しもみする。厳密な位置にこだわらなくても、刺激は十分に伝わります。
②1か所を10秒ずつもむ。薬指は交感神経が活発になるので刺激しない。
③以上を、1日に2~3度行う、少し痛いくらいの強さで刺激する。
通常は1ヶ月ほどで症状がとれ、体調が改善したと実感できます。根気よく続けることが大切です。
特に、下半身の症状を改善したい場合は、足の指をもむと効果的です。手の薬指にあたる、足の第四指を除いた足の爪の生ぎわを少し強めに刺激します。
また、免疫を高めるのには、よく眠ることも大切です。
夜間は副交感神経が優位になり、リンパ球が活性化し体の中にできた異常な細胞を撃退してくれます。